「毛皮のマリー」＠ル・テアトル銀座

毛皮のマリー
ＬＡ　ＭＡＲＩＥ-ＶＩＳＯＮ２００９
作 寺山修司
演出･美術 美輪明宏
出演 美輪明宏
吉村卓也（新人）
麿 赤兒
若松武史
菊池隆則
日野利彦　マメ山田　江上真悟　倉持一裕　他

PARCO劇場
　やはり、一度は見ておかないといけないなあ、と思って見てきました。「寺山修司が美輪明宏のために書いた伝説的名作。寺山幻想演劇×美輪ワールドの金字塔！」。やっぱり、生美輪明宏サマ、すごかったです。
　今日の読売の夕刊で、中村紘子が「ピアニッシモをいかに響かせることが出来るか」という話を書いていたけど、美輪明宏サマの声、大きい声でも小さい声でもちゃんと響かせてくれるんですね。寺山修司の脚本なので出てくるんだと思うけど、東北弁とかもう完璧だったりして、そういう芸の完璧さが寺山修司に対する敬意になっている。一つ一つの台詞、動きが、全然違う。本当にすごいなあ、とため息つきっぱなしでした。

　このお花も半端ではなかったです。こんなに各方面から山のようにお花が寄せられているというのは、見たことないくらい。さすが。北野武とか宮崎駿とかテレビ局とか芸能人とか、もうすごかった。

戯曲 毛皮のマリー・血は立ったまま眠っている (角川文庫)

　しかし、日本のゲイ・カルチャーってとことん明るいなあ。やっぱり、ドラッグというか、ヘロインが欧米ほど簡単に入手できない、ということなのかな？