巨人が首位に立ってしまった

巨人天王山制しマジック2が点灯 - 野球ニュース : nikkansports.com
 野球に対しては、もうあんな長い試合見る時間もないし、新聞やダイジェストのニュースを見れば十分、という感じで、もう何年もまともに試合をだらだらじっくりと見ることをしていない。記録を見れば、世間話にはちゃんとついて行けるのが、野球の良いところだ。
 ここ何年かは、巨人というと、金をかけてあれだけ名の通った選手を山ほど集めて、それでも結局絶対に優勝できない、というところに、「さあ、これで勝てない訳がないだろう?」と言われると、絶望的に自発的な本当のやる気が失せてプレッシャーだけが溢れかえり、欝病的な集団ができあがるという、そのマジックに感嘆してきたのだが、今年は、ついに首位に立ってしまった。もう、8割方優勝しそうな雰囲気だ。
 前半から、生え抜き組が故障や不振で若手や移籍組がのびのびやれたのが最終的にここでのチーム力になってるんだろうな。途中で首位に立っても逃げ切れないベテラン頼みのチームだったのが、若手がベテランの故障や不振、二岡のスキャンダル(笑)でチャンスを得て伸び、彼らがばてかけたところで上原らのベテランが復帰してきた、ということだろう。
 そうした巨人のチーム事情以上に頼もしいのは、阪神の体質だ。一度こうなると、関西人、本音の不平や不満が止まらなくなる。その点、負けても耐える、勝ってもおごらない、という、良くも悪くも優等生の原監督のキャラが生きてくる。これで、阪神に逆転されると、最高に面白いんだけどな。