栞と紙魚子の百物語 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス): 諸星 大二郎

栞と紙魚子の百物語 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

栞と紙魚子の百物語 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

 読了。もう、まったく怖くない、ただ腹を抱えるのみ。これまでの諸星ワールドを自ら脱構築しているというか、その世界をネタにして新しい世界を書いているとそれが作品として育ってきているというのが、アマチュアの同人誌とは天と地ということなんだろうな。妖怪や化け物が集まって百物語をしてるというこの馬鹿馬鹿しさだけで笑える。でも、ライフワークの西遊記の方も頑張ってほしいものだ。