模倣って何なのだろう

【中国】 体にペンキで縞模様を描かれた「偽シマウマ」登場
痛いニュース(ノ∀`) : 【中国】 体にペンキで縞模様を描かれた「偽シマウマ」登場 - ライブドアブログ
 賈樟柯ジャ・ジャンクー)の「世界」で出てきた北京にある世界の観光名所を模したテーマパークもそうだし、今話題になっているディズニーやドラエモンなど何でもありの遊園地もそうだけど、中国の模倣って何なのかなあ、と思う。多分、中国でこういうところに来る中国の人たちにしてみれば、十分楽しいのだと思う。
 経済は発展しているし、生活はどんどん豊かになっている、いつかは外国にも旅行してみたい、せめて、日本のディズニーランドとか、東京くらい行ってみたい、それは不可能ではないんじゃないかと思う、でも、現実にそこまで行くお金なんか、今はありはしない、でも、知りあいの友達はこの前日本に行ったそうだ、ならば、いつかはいけるんじゃないだろうか、色々外国の話は聞こえてくるようになった、じゃ、来週のの日曜日は家族みんなであのテーマパーク、あの動物園に行ってみようか?そんな感じじゃないのかな。
 これを違法コピーといって笑うのはたやすいんだけど、そういう「ネタ」として笑っている日本人よりも、この偽物に「いつかは本物を」という夢やまだ見ぬ外国への希望を見いだしている中国人の方が幸せなんじゃないだろうか。偽物と分かっていない人も沢山いるのだろうけど、それでも、それは我々が考えるような本物を詐称した偽物ではなく、いつかは手に入る本物のサンプルとしての偽物と言うことなんじゃないだろうか。