BECK -EXTRA SHOW- @ZEPP TOKYO

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　そんなに特別好きという訳でもないけど、近頃ライブ見てないし、何となくチケット取れちゃったし、日曜だから暇だし、何となく行ってきたけど、良かった。面白かったし、楽しかった。始まったのが６時２５分くらいで、終わったのが８時前くらいだった。言いたいこと簡潔にまとめたらこうなるみたいな感じで、だらだら２時間近くやるよりこういう方が良いな。
　ステージの真ん中後ろに人形劇小屋があって、そこでBECKやメンバーそっくりの操り人形が演奏に合わせて人形も演奏して、それが後ろのスクリーンにずっと映し出されるという趣向。普通ドラムがあるところで延々と人形をいじっている人がいるというのは結構異様ｗ。この人形もカメラを持っていて、人形目線のステージが映し出されたりもする。前半で何曲かだけかな、と思ったら、ほぼ最後までこれが続いたので驚いた。最後の数曲はBECK一人アコギで、後のメンバーは隣におかれた食卓風のセッティングで、グラスやお皿をかちゃかちゃパーカッションにする趣向。この辺、すごく楽しかった。アンコールでは、メンバーが出てくるまで、スクリーンに人形のビデオが流された。メンバーの紹介というかメンバーの人形の紹介があって、”Ｂｅｃｋｚｉｌａ”という人形劇がしばらく流されたんだけど、これ、そのBECKの人形がゴジラになって、火を吹いたり、ビルにかじりついたり、メンバーの人形が乗った飛行機を攻撃したり、大暴れする（というほどでもないが）というもの。馬鹿馬鹿しいんだけど、BECKの人形がかわいい。で、このビデオが終わるとメンバーが出てきたんだけど、いきなり着ぐるみが２匹と何とかマンみたいなのが混じっていて、訳分からない状態（笑）。あれ、中身誰だったんだろう？
　会場がこのくらいだと、こういうのも反応がステージの上とオーディエンスで伝わりあうので、雰囲気良くて楽しかった。武道館もこの感じでやるのかな？武道館で人形劇はスクリーンに投影としても、ちょっと会場が広すぎて今一つ伝わらないような気がするなあ。あれは、このくらいの会場でちょうど良いんだと思う。
　リズムやノリは抜群で、体はそこで反応するし、曲のメロディーもポップで良いんだけれど、なんかこっちの頭と感情がついていけないというか、良くも悪くも肩の力が抜けっぱなしで、グオ〜ッと盛り上がらないのがおしゃれでかっこいい、そこのクールさというか、音楽を作品として提示しているみたいな、ポップアートの絵を見せられているみたいなとこはあって、まあ、おじさん的には世代も違うし、苦手感は拭えないけど、でも、楽しかったから良いんだけど、なんだ、この自分的に咀嚼しきれていない感。なんだか、アンディー・ウオーホールのキャンベルスープの絵みたいなもんで、キャンベルスープの代わりにフォークやヒップホップなどのアメリカ音楽を音楽としてポップアート化したみたいな、そんな感じがするんだよなあ、ＢＥＣＫの音楽って。アートって言うか、作った人から独立した一つの作品と言うか、私小説的な作った人と作品の関係の希薄さ、というか、何というか。良いんだけど、熱狂する種類の音楽ではないというか、そういうものだからそういうものとして楽しんでいるから良いんだけど。それであのクオリティー、ってなんなんだろうな。そういう「作品」で乗せられてしまうのって、なんか悔しくないか、というか、悔しがってどうするんだよ？と言いつつも、やっぱりこのかっこよさ、なんなのだ。やっぱり天才と言うことなんだろうな。あー、すっきりしない。

Guero

オディレイ

4/6はこんなセットリストだったみたい。大体こんな感じなんだと思う。聞けば曲は知っているけど、タイトルまで覚えていないレベルのファンなんで、どのくらい変わっているのか、全然分からないけど。

1 Black Tambourine
2 Scarecrow
3 Soldier Jane
4 Girl
5 Motorcade
6 Paper Tiger / Novakane
7 New Age
8 Information
9 Nausea
10 Guero
11 Hollywood
12 Rap Minus
13 Cellphone
14 Think I'm In Love
15 Lonesome Tears
16 Table
17 Various Improv
18 Epro

今日は、こういう予定だったらしい。ちょっと違うみたい。でも、大体こんなものみたい。

1　Loser
2　Black Tambourine
3　New Pollution
4　Girl
5　Landslide
6　Rental Car
7　Motorcade
8　Mixed Bizness
9　Timb Bomb
10　Guero/ Nicotine & Gravy/ Hell Yes
11　The Information
12　Nausea
13　Minus
14　Think I'm in Love/ No Complaints
15　Devils Haircut
16　Paper Tiger
17　Lost Cause
18　The Golden Age
19　Clap Hands
(アンコール)
20　1000 BPM
21　Where It's At
22　E-Pro

おまけ。



これ検索して沢山タブウインドウ開いてたら、これ全部とiTunesでかけてた曲が全部グチャグチャになって訳わかんなくて、ちょっと格好良かった。というのって、なんからし〜な〜。