柳町光男監督トーク・イベント@東京国立近代美術館フィルムセンター”没後50年 溝口健二再発見”

 サッカーのフォーメーション図みたいな図を模造紙に手書きで書いてきてくださり、それを使って「近松物語」の主人が手代を責め、手代を女将が庇い、下女が女将を庇うという、店の裏の廊下のシーンを解説してくれた。
 30分くらいだったけど、溝口は廊下だ!今、もっとも溝口的な映画監督はC.イーストウッドだ!などなど、さすがにツボをついたお話が聞けた。長回しの話とか、「我が恋は」の修羅場のシーンとか、一々うなずける話で嬉しかった。