エリック・クラプトン@武道館


メンバー:
Eric Clapton - vocal, guitar
Doyle Bramhall II - guitar
Derek Trucks - guitar
Willie Weeks - bass
Steve Jordan - drums
Chris Stainton - keyboards
Tim Carmon - keyboards
Michelle John - vocal
Sharron White - vocal

http://clapton2006.jp/index.html
Eric Clapton Official Website
http://www.derektrucks.com/index.html
 デレク・トラックス良かったぁ!といっても、かえってきて調べるまで名前も知らなかったけど。あのスライドギターは神。隣のおっさんが完全にかすんでいた。天に昇っていくようなあの音色、やっぱり、スライドギターって美しい。ギブソンSGでスライドって、これはもう渋すぎ。どっこいしょパートでもスチール・ギターで、完全におっさんを食っていた。26歳に刺激されたのか、おっさんも結構頑張っていた。ギター3人って、どういう感じになるのかな、と思ったけど、二人リードギターサイドギターがついて、3人目が要らない曲はハーモニカ吹いてもらったり、という感じ。
 一応、J.J.ケールと作った新譜が出た後だから、少しはそこからもやるのかな、と思っていたけれど、デレク・トラックスを含めたニューツアーバンドでのデビューツアーみたいな感じだった。やたらいろんな人のところにゲストで顔を出すけれど、そういうところで人に協力する中で自分の感覚もリフレッシュされるんだろうな。何十年と同じ曲をやっていくのにも、こうしてメンバーを買えて刺激をつけたりと、努力が当然必要なんだな。
 それにしても、年齢層の高い客層だったな。おっさんのコンサートでしかも休日だから、当然とは言え。あのおっさん達(と、私でも自信を持って言えるくらい、本当にオヤジだらけ)をコンサートに足を運ばせるというのはすごいことだとおもう。さすが、おっさんだ。それにしても、のりが悪い観客だよな。ほとんど、最後まで座ってたもんな。もっとも、私も、2階南の最前列という武道館で一番見やすい席だったのだが、高所恐怖症気味なので、最後以外は座ってみてたけど。しかも、最初から最後までちびちびとウイスキー飲みながら聞いていたので(←それオヤジの得意技だろ)、時々下を見ると目眩がしたので、座ってたんだけど。
 MCも「コンバンハ!」「ドーモ!」「アリガトー!」位で、さすがに17回目の来日公演だけのことはある。おっさん、さすがに日本を良く分かっている。その分、まるで蟹を食べるときのように黙々とギター弾いて歌っていたという印象。大体2時間で、アンコール1回。

01. Tell The Truth
02. Five Long Years
03. Got to Get Better in A Little While
04. Old Love
05. Motherless Children

06. Driftin' Blues
07. Key to The Highway
08. Outside Woman Blues
09. Nobody Knows You When You're Down and Out
10. Running On Faith

11. After Midnight
12. Little Queen of Spades
13. Anyday
14. Wonderful Tonight
15. Layla
16. Cocaine

(Encore)
17. Crossroads

ソングラインズ

ソングラインズ

PS.ピーター・バラカンもデレック・トラックスを絶賛!
http://sp-plugin.jp/onsuijin/pb_weekly_index.html

今ちょうどエリック・クラプトンのツアー・バンドのメンバーとして来日中のデレック・トラックスがどれほどの天才ギタリストか、いまだに気づいていない方がいるようですが、今年の春に発売された彼のバンドの最新作「ソングラインズ」と概ね似た選曲のこのDVDを観ると、疑いの余地はないでしょう。ブルーズ、ジャズ、ゴスペル、レゲエ、インドの曲など、音楽性にもすごく幅があるし、演奏に対するデレックの姿勢やさりげなく展開する高度なテクニック、他のメンバーとのとても楽しそうなかけ合いも見どころです。今年のベストの一つです。

ソングラインズ・ライヴ! [DVD]

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