UA×菊地成孔@日比谷公会堂
- アーティスト: UA×菊地成孔,菊地成孔,Irving Kahal,ロバート・ウェルス,ジョン・ヘンドリックス,E.Y.ハーバーグ,ポール・ウィリアムズ,アントニオ・カルロス・ジョビン
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: CD
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当然最新アルバムのジャズスタンダード中心。見ていて誰もが思うのは、菊地成孔が結構暇で楽そう(笑)。サックスとボーカルが中心だと、ほぼボーカルが2人いるようなものなので、半ば指揮者みたいな感じになる。でも、ジャズって軽くリズム取るくらいで踊らないから、やっぱり暇そう。
演奏も良かったけれど、UAのリズム感の良さってなんなのだ、この人は?アンコールのMCで、「子供の相手する時間が多いと、音で話する方が多くなっちゃって。○×△、□☆◇???」(ピアノが合いの手)「宇宙人みたいだ(笑)」というやりとりがあったけど、本当にそんな感じ。MCはあまり得意じゃない感じだったけど、言葉じゃなく音、歌じゃなくて音、声じゃなくて楽器という感じ。言葉にならない歌を歌える人。
これをスイングしているというのだろうか。ジャズのスイングしているというドライブ感よりも、アフリカの打楽器中心の音楽なんかにむしろ近い感覚なのかもしれない。スタンダード曲をこんな今っぽいセンスでありながら、きちんとやるというのは、すごいよな。壊しているのではなくて、正に脱構築している。
ウイスキー飲みながら、聞いていると本当に気持ちよかったけど、ああして椅子に座ってじっと聞くようなのって、やっぱり苦痛だな。どうせなら、野外でやって欲しかったなあ。