ネット社会の未来像―神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド3

 読了。ヘタレ、ヘタレと言うけれど、メディア論自体がヘタレだよ、と言いたくなった。メタレベルの言説が現実を規定してしまうというのはその通りだけれど、そこから戦略の名の下にどんどんヘタレていく論調に萎えた。まあ、対談だし、そこまで精緻な論説を期待してはいけないのかもしれないけれど。何をトピックスとして論じれば良くて、それはどう整理出来る、というレベルまでのこざかしさは十分に持ち合わせているんだけど、ガーン、というところがない。宮台氏が声を荒げれば荒げるほど、何だか違うんじゃないの〜?と言う気がしてくる。