高松あれこれ(2)

うどん、うどん、うどん
 高松と言えば讃岐うどん。100頁足らずのこのガイドブックの実に20頁がうどん屋の話だが、本当にそんな感じ。

まず、ホテルの朝飯バイキングには、朝からうどん有り。町中の食べ物屋も、うどん屋ばかり。マクドナルドとかハンバーガーなんかのファーストフードは、駅前、商店街には見あたらない。うどん屋ばかりで異様な感じ。観光客なら、高松まで来てマクドナルドなんかに行かないで、うどん食べればいいのだが、地元の人もこんなにうどん喰っているのだろうか?郊外とか、あるべきところにはあるんだろうけど。
 で、結局火曜から金曜まで昼飯4回うどん食いました。
12/6
12/7
12/8
金曜日は駅前の店に入った。結論から言うと、やはり旨いです。でも、一番旨かったのは初日の「うどん市場」だったかなあ。ここは大通りから商店街のアーケードに入ったところだけれど、狭くて混んでいるけど、地元の人も多い感じ。こういうところの方がやはり旨いです。競争激しいので、混んでいるところはやはり旨い。これは鉄則。

で、どの店も、みな、「セルフ」。「セルフ」でないのは、観光客向けなのかもしれない。「セルフ」というのは、”しょうゆ”とか”ぶっかけ”とか”釜揚げ”と言ううどんを選んで、後はかき揚げとかちくわなど乗っけるものを自分で選ぶ仕組み。それとおにぎりや稲荷寿しが別にサイドメニューとしてある。具を2つくらい乗っけて、おにぎり1個くらい取って大体500円くらい。安い!
玉藻公園
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kaihatu/kouen/ryokuchi/tamamo_park.html











 松平家高松城跡地が現在は玉藻公園として公開されている。金曜日に時間が空いたので、飛び込む。1時間もあれば大体回れる。あんまり見るものもない。奥の方の資料館くらいしか、特別なものはない。入場料二百円也。映画「春の雪」のロケ地也。お城は現在無きにけり也。
 周りにビルがいっぱいあるので、写真を撮るとどうしてもビルがどこかに顔を出してしまう。CGで処理するのかなあ。お堀の水は海水。魚が海から入ってくるらしい。
 HPを見ると、こんなところに”月見櫓”とか、”松平頼明顕彰碑”なんてあったんだ。ドラクエみたいだ。見のがすっつうーの。
「春の雪」って、妻夫木聡竹内結子か。三島のこれを映画化するなんて無謀だから見たくねえなぁ〜。大体、この話の舞台にするには、あそこって田舎大名っぽすぎない?大体、明治ってもっとモダンだよ。あれは日本屋敷でしょう。岩崎邸とか、もっとそれらしいところ使えばいいのに。ああ、見たくない。これは4部作なんで、やるからには全部やらないと面白くないんだよ。しかも、これだけ映画化するんなら、三島は馬鹿呼ばわりするでしょうね。あっ、若尾文子様が12年ぶりに映画に出ている!見に行こう、まだやってるかな?
商店街


 イオンが出店するんで揉めているらしい。安ければ、みんなそこで買っちゃうからね。大型ショッピングセンターが今日本中に出来ていて、地元のスーパーがいたるところで潰れていると言うニュースを晩飯食った定食屋でもやっていた。外資や大資本がバンバン融資してショッピングモールを建てまくっているらしい。商店街がスーパーに飲み込まれ、スーパーはモールに飲み込まれていく。やっぱり、繁華街に行けばスタバや無印良品も入り込んでいたしね。
おみやげ
何だか、1週間あまりに生活に刺激が無くて、最後に物欲爆発させてストレス解消。

  • 「すだちキャラメル」なんか旨くもまずくもないけどとにかくキャラメル。会社行き。
  • 「おいり」味のない雛あられ。そもそも味がないので、旨いともまずいとも言えない。フォローのコメントに困るおみやげ。会社行き。
  • 「オリーブパイ」まだ食べていない。会社行き。
  • 「瓦せんべい」まだ食べていない。
  • 「地酒3本セット」まだ飲んでいない。
  • 「栗焼酎・ダバダ火振」空港の土産物屋で、”12本限定、入手困難、¥1500”と言うので、買ってきた。まだ飲んでいない。
  • 「手作り・讃岐うどん釜玉バージョン」これは逸品です。


うどんあっての高松。

  • ANA UNIFORM COLLECTION」今回最大の問題作のおみやげ、というか、つい出来心で空港の売店で手を出してしまった。恥ずかしかったけど、もう死ぬまで高松なんか行く用事無いからいいや、と腹を括って買ってしまった。それにしても、これは、…。良くできている…。


2005年バージョンっす、ハアハア、

この足首のリアルさ、ハアハア、

この胸騒ぎの腰つき、ハアハア、

行ってらっしゃいませ、ご主人様、ハアハア、幻聴か、…。こうして、人は壊れてゆく。
 これ、一体何なんだろう?この足首や腰回りのエロチシズム、それに比して薄い胸、余りに幼い顔立ち。そして、制服やスカーフ、そしてポーズの懲りよう。このお人形さんには肉欲は込められている。しかし、精神はない、つうか、心は意識的に排除されている。精神、と大きくでてしまったが、このお人形さんは、決して他者ではない。このお人形さんの心は、このお人形さんの中にはない。見る者の心の中にあるのだ。決して、<他者>として我々の前に立ちはだかったりはしない。<芸術>として、我々の意識に変更の異議申し立てをしたりはしない。
 アメリカの人形にはここまで凝った繊細な物はないでしょう。ヨーロッパには、ここまでフレンドリーな物はないでしょう。この人形が差し出しているのは、ある意味「ヌルポ」、ある意味無防備な人間関係だから。