高松あれこれ(2)
■うどん、うどん、うどん
高松と言えば讃岐うどん。100頁足らずのこのガイドブックの実に20頁がうどん屋の話だが、本当にそんな感じ。
- 作者: 昭文社
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
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で、結局火曜から金曜まで昼飯4回うどん食いました。
12/6
12/7
12/8
金曜日は駅前の店に入った。結論から言うと、やはり旨いです。でも、一番旨かったのは初日の「うどん市場」だったかなあ。ここは大通りから商店街のアーケードに入ったところだけれど、狭くて混んでいるけど、地元の人も多い感じ。こういうところの方がやはり旨いです。競争激しいので、混んでいるところはやはり旨い。これは鉄則。
で、どの店も、みな、「セルフ」。「セルフ」でないのは、観光客向けなのかもしれない。「セルフ」というのは、”しょうゆ”とか”ぶっかけ”とか”釜揚げ”と言ううどんを選んで、後はかき揚げとかちくわなど乗っけるものを自分で選ぶ仕組み。それとおにぎりや稲荷寿しが別にサイドメニューとしてある。具を2つくらい乗っけて、おにぎり1個くらい取って大体500円くらい。安い!
■玉藻公園
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kaihatu/kouen/ryokuchi/tamamo_park.html
松平家の高松城跡地が現在は玉藻公園として公開されている。金曜日に時間が空いたので、飛び込む。1時間もあれば大体回れる。あんまり見るものもない。奥の方の資料館くらいしか、特別なものはない。入場料二百円也。映画「春の雪」のロケ地也。お城は現在無きにけり也。
周りにビルがいっぱいあるので、写真を撮るとどうしてもビルがどこかに顔を出してしまう。CGで処理するのかなあ。お堀の水は海水。魚が海から入ってくるらしい。
HPを見ると、こんなところに”月見櫓”とか、”松平頼明顕彰碑”なんてあったんだ。ドラクエみたいだ。見のがすっつうーの。
「春の雪」って、妻夫木聡と竹内結子か。三島のこれを映画化するなんて無謀だから見たくねえなぁ〜。大体、この話の舞台にするには、あそこって田舎大名っぽすぎない?大体、明治ってもっとモダンだよ。あれは日本屋敷でしょう。岩崎邸とか、もっとそれらしいところ使えばいいのに。ああ、見たくない。これは4部作なんで、やるからには全部やらないと面白くないんだよ。しかも、これだけ映画化するんなら、三島は馬鹿呼ばわりするでしょうね。あっ、若尾文子様が12年ぶりに映画に出ている!見に行こう、まだやってるかな?
■商店街
イオンが出店するんで揉めているらしい。安ければ、みんなそこで買っちゃうからね。大型ショッピングセンターが今日本中に出来ていて、地元のスーパーがいたるところで潰れていると言うニュースを晩飯食った定食屋でもやっていた。外資や大資本がバンバン融資してショッピングモールを建てまくっているらしい。商店街がスーパーに飲み込まれ、スーパーはモールに飲み込まれていく。やっぱり、繁華街に行けばスタバや無印良品も入り込んでいたしね。
■おみやげ
何だか、1週間あまりに生活に刺激が無くて、最後に物欲爆発させてストレス解消。
- 「すだちキャラメル」なんか旨くもまずくもないけどとにかくキャラメル。会社行き。
- 「おいり」味のない雛あられ。そもそも味がないので、旨いともまずいとも言えない。フォローのコメントに困るおみやげ。会社行き。
- 「オリーブパイ」まだ食べていない。会社行き。
- 「瓦せんべい」まだ食べていない。
- 「地酒3本セット」まだ飲んでいない。
- 「栗焼酎・ダバダ火振」空港の土産物屋で、”12本限定、入手困難、¥1500”と言うので、買ってきた。まだ飲んでいない。
- 「手作り・讃岐うどん・釜玉バージョン」これは逸品です。
- 「ANA UNIFORM COLLECTION」今回最大の問題作のおみやげ、というか、つい出来心で空港の売店で手を出してしまった。恥ずかしかったけど、もう死ぬまで高松なんか行く用事無いからいいや、と腹を括って買ってしまった。それにしても、これは、…。良くできている…。
2005年バージョンっす、ハアハア、
この足首のリアルさ、ハアハア、
この胸騒ぎの腰つき、ハアハア、
行ってらっしゃいませ、ご主人様、ハアハア、幻聴か、…。こうして、人は壊れてゆく。
これ、一体何なんだろう?この足首や腰回りのエロチシズム、それに比して薄い胸、余りに幼い顔立ち。そして、制服やスカーフ、そしてポーズの懲りよう。このお人形さんには肉欲は込められている。しかし、精神はない、つうか、心は意識的に排除されている。精神、と大きくでてしまったが、このお人形さんは、決して他者ではない。このお人形さんの心は、このお人形さんの中にはない。見る者の心の中にあるのだ。決して、<他者>として我々の前に立ちはだかったりはしない。<芸術>として、我々の意識に変更の異議申し立てをしたりはしない。
アメリカの人形にはここまで凝った繊細な物はないでしょう。ヨーロッパには、ここまでフレンドリーな物はないでしょう。この人形が差し出しているのは、ある意味「ヌルポ」、ある意味無防備な人間関係だから。