「薔薇合戦」1950年、監督:成瀬巳喜男

薔薇合戦(98分・35mm・白黒)

化粧品会社を経営する長女、姉の薦めるままに社内の男と結婚する内気な二女、若い男と「試験結婚」を実践する活動的な三女。3姉妹の波乱に満ちた恋愛・結婚模様は、もうひとつの『乙女ごゝろ三人姉妹』ともいえる。

’50(松竹京都=映画芸術協会)(原)丹羽文雄(脚)西亀元貞(撮)竹野治夫(美)松山崇(音)鈴木靜一(出)三宅邦子、若山セツ子、桂木洋子鶴田浩二、安部徹、永田光男、若杉曜子、大坂志郎千石規子進藤英太郎

桂木洋子って、
http://www.kiyoken.com/ajiwai/yomoyama/
なんですな。石野真子とか、伊藤つかさのようなロリ系?でも、かわいい。やり方によっては、もっと脳天気なコメディーにももっと深刻な悲劇にもできそうな題材なんだけど、何となく中途半端と言えば中途半端、じっくり腰を据えたと言えば腰を据えた演出が、いかにもそれらしい。鶴田浩二が信じられないくらい若い。でも、結構この三姉妹、当時にしては大胆?週刊誌のスキャンダル記事の視点から見ればどうにでも書かれるような話なのだけれど、それが当事者の側から見ると仕方ないよな、それは結果だものな、と言う気にさせられるのが、術中に嵌ったと言うことだ。