「戦争民営化―10兆円ビジネスの全貌」
- 作者: 松本利秋
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/08/01
- メディア: 新書
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傭兵の歴史から始まって、現代の傭兵の事例、現在のイラクに展開する軍需産業の実態が分かり易く論じられている。傭兵というと、個人的には「エリア88」をすぐ思い浮かべてしまうのだが、最近のネオコンは何だかイベント屋というか、殆どケイタリングサービスになっているのだなあ。イラクでもバーガーキングがあるというんだから。次は、スタバだぞ、きっと。それはここまでやってくれれば使い勝手が良いのはうなずける。その上、軍事関係は何でも秘密にできるんだから、それを良いことに汚職の温床となるのも無理もない話だ。ハンバーガーを何個用意するかだって、それで兵力がわかるんだから、立派な軍事情報だ。それにしても汚いよな。
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こういう会社がHPを堂々と持っているんだもんなあ。マスコミや商社も警備にこういう傭兵会社を使っているのに、決して触れようとはしない。斉藤照彦さんの事件も、良く表沙汰になったものだと思う。握りつぶされていてもおかしくなかったような話だから、誰か頑張ったジャーナリストがいたんだろうなあ。