半島を出よ (上): 村上龍

半島を出よ (上)

半島を出よ (上)

 読み始めた。村上龍を読むのは久しぶり。「愛と幻想のファシズム」以来かもしれない。あの破壊衝動が時代遅れに見えた時期も一時あったんだけど、ここへ来て、なんとなく改めてそういうのもありかな、と言う気がして読む気になった。100頁くらいまで来たけど、「愛と幻想のファシズム」の系統だなという第一印象。設定は全然違うけど、かわぐちかいじの「太陽の黙示録」と同じように、没落した日本で起こる事件を描くという近未来物だ。しばらく楽しめそうだ。