イタリア映画祭2005 (2) 4月29日

golgo1392005-04-29

公式HP

  • 12:30 B 「アガタと嵐」Agata e la tempesta (Silvio Soldini)--2004年/118分/監督:シルヴィオ・ソルディーニ
    • アメリカの「フレンズ」って、こんな感じのやたら登場人物が多いコメディなんだっけ?見たことないから、いい加減なことをイメージで言ってるけど、そういうのの伊太利亜版みたいな感じのコメディなのかも。無茶苦茶いい加減なこと言ってるかもしれない(笑)。この映画祭は、最近のイタリアの映画をとにかく色々持ってきてまとめてみせる、という方針みたいなので、構えず、難しいこと言わず、力を抜いて楽しむのがいいんでは?監督の舞台挨拶があった。
  • 15:30 E 「ママは負けない」 Mi piace lavorare (Francesca Comencini)--2004年/89分/監督:フランチェスカ・コメンチーニ
    • ヨーロッパのリストラも怖いね…。あの人事部長、本当に嫌だなあ。段々、回りから友達も離れていくところ、まるで日本のような陰湿さ、というか、最後は結局どこでもやることは同じだ。淡々と、しかし、緩むことなく、このテーマを描いてみせる手腕はたいしたものだと思う。
  • 18:00 開会式(約30分) + C 「家の鍵」 Le chiavi di casa (Gianni Amelio)--2004年/105分/監督:ジャンニ・アメリオ
    • 主役の二人も良かったけど、シャーロット・ランプリングがさすが。もう存在感が違う。その存在感が深みを与えている。静かに穏やかに悟りを開いているようでいて、苦しみを秘めているという役を見事に演じている。最後のシーンが深い余韻を残す。これも、変な力が入ることもない演出の目線の確かさが良い。
    • 「皮肉な言い方だけど、彼は病気に守られているとも言えるわ。」
    • 「死んでくれたらと思うこともあるわ。」
    • 開会式、女優様やっぱり綺麗だ。それにあのスタイル、どう考えても、ありえない。
  • 安直に言うなら、今年は社会派の年?
  • 輝ける青春』は岩波ホールで、やっと夏に公開だって。今回、毎回予告編が流れる。1日1回の上映で料金が前売りで3300円で全回予約制で7月から9月に上映の予定らしい。去年見てから1年以上になるけど、また見たくなってきた。『夜よ、こんにちは』はユーロスペースで、これもやっと公開だそうだ。