終戦のローレライ (4) 読了!

終戦のローレライ(4) (講談社文庫)

終戦のローレライ(4) (講談社文庫)

  • もう飽きてきたので、今日は朝晩の通勤+αで、超速読モードで約3時間で読破。このくらいのスピードで、このくらいの内容のストーリーを普通に読めると良いのに。一々全ての登場人物の過去の話を書き込まないときが済まないというのは、前に週刊アスキーの「カオスだもんね!」で紹介されていたカミロボカミロボHP)みたいな感覚だなあ。登場人斑一人一人にストーリーをつけていくって、なんか楽屋落ちや読者の妄想を許さぬ書き込み方で、「あ〜、腹一杯喰った!」という満腹感はあるのだが、余韻より疲労感と虚脱感が残る。
  • それでも読まされるのは、やっぱり必殺技とか、戦法とか、仕掛けの見事さかなあ。思いこみの激しいところは読み飛ばすくらいでちょうど良かった。
  • しかし、これ映画とは全然違うねえ。思いっきり最初から最後まで違う。そもそも、映画にはフリッツなんていないぞ。設定や道具立ては同じだけど、映画は2時間のエンターテイメントにするために、思い切り割り切ったもんだね。これは正解だと思う。でも、そんなに割り切っちゃうって、どうなの?と、逆に思ってしまう。いずれにせよ、これで他の本読めるのが嬉しいなあ。
  • 今日の夕刊の広告に出てた、映画の「ローレライ」、世界30カ国で公開って本当なの?HPにもそう書いてあるなあ。これ、今、中国で公開したらスゲエだろうなあ。国連常任理事国入りの是非で揉めているこの時期にどういう反応されるんだろう?個人的には、なんのビジョンもない国が国連常任理事国になって何をしたいのかよく分からない。そもそも、アメリカに対して拒否権発動できるわけないんだし。
  • 歴代の潜水艦映画、というのがオモロイ。よく調べてくるねえ。

この春一番の話題となっている潜水艦エンタテインメント映画「ローレライ」。3月5日東宝系の公開から順調に興行成績を伸ばしているが、公開32日目にあたる4月5日(火)に入場者数で150万人、興行収入で20億を突破した。これによって、日本で公開された歴代の潜水艦映画の中で興行収入No.1が確定した!(4月5日(火)までで 入場者 150万2244名 興行収入 20億204万505円)

<参考:近年の潜水艦映画>
「レッドオクトーバーを追え!」(1989年) 10億円(配収)
「クリムゾンタイド」(1995年) 7億円(配収)
「U−571」(2000年) 18億円(興収)
K−19」(2002年) 14.5億円(興収)