18日:本郷界隈〜お茶の水〜秋葉原

  • 昨日は用事があって、午後から外出して、帰りに本郷の界隈をぶらぶら。古本屋に結構中国語の本が混じってたりする。留学生が売った本なのだろうか?三原堂で「大学最中」の詰め合わせを買う。さっき食べたがうまかった。店を出たところで、外人に道を聞かれる。「飯田橋まで行きたいんだが?」「じゃ、地下鉄でお茶の水まで行って、お茶の水で中央線に乗り換えたら?」「い〜え、私、歩いていきたいんです。どっちに歩けばいいんですか?」「…。じゃ、あっち。」何で歩きたいんだ?変な外人だった。
  • 久しぶりに、その後お茶の水へ向かう。明治大学なんかの大学ビルもいつの間にか完成して、立派だねえ。学生が減ったらいつでも、オフィスビルなんかに転用できそう。それでも、都心にある方が学生には人気出るからねえ。いつも通り、まず、東京堂書店へ。欲しい本無いなあ。東京堂三省堂セレクトショップ作って頑張ってるけど、何だか、今一つ絞り込めていない。三省堂なんか小物雑貨屋みたいな感じ。やっぱり、手にとって見たい本とか、本屋で見つける本というのもあるんで、ネット書店が全てという訳には行かないと思う。何を買いたいのか分かっているなら、ネットで探した方が早いけど。「探す」ならネット、「見つける」なら本屋。限られた面積の中で何を訴えるか?そうなると、雑誌の編集的なセンスが求められる。1ヶ月くらいおきに、誰か有名人の本棚を再現するとか面白いんじゃないかな?凄く手間暇かかるし、流通上の問題もあるだろうけど、そういう文化事業的な視点を入れていかないと、このままでは、都心とはいえど、それほどアクセスがよい訳でもないあの地域は廃れていくだけだろうな…。古本→スキー→楽器の街という感じ?昔から、全部あったけど、勢力図は微妙に推移してきている。楽器屋さんは増えてるんじゃないのかなあ。その割に、CD屋は大手はDisk Unionだけだけど。古本屋で「ザルツブルグの小枝」(大岡昇平)買う。¥300。

  • 運動不足なので、今度はそのまま秋葉原へ。石丸電気ソフト館の隣にヘッドホン専門店が出来ていた。覗くと、iPodをつないで普通のステレオで鳴らせる真空管アンプがあった。いい音出してる。でも価格が25万円!1/10の値段でBOSEにつくって欲しい。真空管じゃなくていいからさあ。ぶらぶら歩くと、ここ1,2年で「オタクの歌舞伎町」、「電脳赤線地帯」になったなあ、とつくづく思う。それと、IT雑貨屋みたいな店が本当に増えた。一歩横道に入れば、店員のコスプレは当たり前みたいな。多分、ここへ来る人は同じ客層なんだけど、その興味の移行に従って新しい店が発生している。何がそのアンテナになっているかというと、お店の人も上から下まで同じコミュニティーの人が多いんだと思う。「オタクのオタクによるオタクのための市場」なんだと思う。帰り際、秋葉原の駅前の新しいビル群の麓を歩く。何か、スゲエ違和感。お金持ちの新規IT企業が、高層ビルの高みから、東南アジアのマーケット的な賑わいを見せる電気街の住民を見下ろすような、変に2極化された街になるのだろうか?