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- 作者: 大原まり子,岡崎京子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 1993/10
- メディア: コミック
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- やっぱり、岡崎センセイは永遠のおもしろさ。
- 作者: 岡留安則
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/01/14
- メディア: 新書
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- 作者: 橘川幸夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/08/31
- メディア: 単行本
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- 70年頃に青春を過ごした人たち、いわゆる団塊の世代が、会社ならそろそろ定年というところに来ていて、これを振り返る、彼ら的にいえば総括するというところに来ているのだと思う。しかし、何を総括するのか?それ以前から見れば、”戦後”の終焉、それ以後から見れば、現在に至る変化の起点、ということになるのか。当時の、原点へのこだわり、最初のモチベーション、そこから転がりだした石が行き着いた今。
- 『風のアジテーション』、感傷に流れない爽やかさがあった。街の描写がとても良い。逆に、こんなに爽やかだったの?と意地悪なことを考えてみたくなる。今、大切だったと思うものの他に、そのころは大切だと思っていたのに、今となってはどうでも良いものとか唾棄すべきものもたくさんあったはずで、そう言うものを含めて振り返らないと、総括にはならないのではないか?と、言うのも自分がそのころ5歳前後だったからで、特権的な時代に遅れて生まれた世代のヒガミではある。
- 『噂の真相』、25年か。イメージを守るために、最後にはあの藁半紙みたいな紙を輸入してまで確保して使っていた、というのには参った。硬直化して時代の流れから外れてしまうこともなく、ここまでいかがわしさの王道を貫き通したことは本当に立派だ。テーゼあってのもたれ合ったアンチテーゼでは、ここまでやってこられなかっただろう。生き方としてのアナーキズム。これを読んでいると、権力と揉めないマスコミって何のためにあるの?というよりは、それはジャーナリズムじゃないよな、と思う。