第5回東京フィルメックス

  • http://www.filmex.net/index.htm
  • 今年から、マリオンなのか。おっと、フィルムセンターでも裏番組か。タダ券4枚も当たったんだけど、結局今日の分しか見に行けなくて悲しい。しかも、指定席?って、日曜なのにがらがらだぞ。結局、始まる直前に前に移動。せっかく見に来てくれてるんだから、見たい席で見させてくれても良いと思うけどなあ。ガラガラなんだし。朝日ホールは後ろ見にくいんだよ。そもそも、映画以外もできるようなステージがあるから、前に行けば行くほど見やすいの、あそこは。後ろで見たら何のために大きなスクリーンで見てるか分からない。指定にしてるなら、早く入れて欲しい。あの柵を作っての3列入場は何だ?とはいえ、ここはこういう機会でもなければ絶対に見られないような映画があるし、企画ものもしっかりしてるし、ちゃんと監督や俳優と触れあえるのがアットホームというかマニア好みというかオタクっぽいというか。何かあっけないくらいに本物がいて、(まだ?)売れないアイドルの握手会みたいでありがたみがないというか。毎度本当に不思議な映画祭だ。その割にはちゃんと続いてるし。スタッフが本当に頑張っているんだなあ。
  • 『ナルシスとプシュケ』
    • Hungary / 1980 / 136min. / 1:1.66
    • 監督:ボーディ・ガーボル
    • 出演:ウド・キアー、パトリシア・アドリアニ
      • ハンガリーの80年の”前衛的”作品、ということになるのかもしれないが、フツーに楽しんでしまった。黒沢ひろみに似てるなぁ(爆)。小細工的な技法がどうだ、とは今さら全然思わないが。むしろ、”前衛”って何でこんなに単純だったんだろう?と思う。それよりも、『早くして、暗くなるから。』とばかりに、雲は流れる、季節は巡る、その時間の流れの作り方。後、光り物の使い方。見どころはその辺かな。
  • 『雲の南に』
    • China / 2003 / 100min. / 1:1.85
    • 監督:チュウ・ウェン(朱文)ZHU Wen
    • 出演:リー・シュエチエン(李雪健)、ジンツ(金子)、ティエン・チュアンチュアン田壮壮
      • これは無茶苦茶渋い話だぁ。いかにも中国っぽい夢オチ。それにしても、(旧も含めて)共産圏の映画は屋外はまだしも、室内のシーンがどうにも寂しくていけない。余計なものがないのって、なんか視覚的にもどうにも寂しくて。シンプルなおしゃれライフと共産圏貧乏ライフってどこが分かれ目なんだろう?いっそ、白黒の方がおしゃれになるのに。