(2009年8月16日更新)袋田自然研究路
で、袋田自然研究路。別に大した話もないんだけど、ぐだぐだと書きます。
どうせ、上にちょっと展望台があるくらいだろう、と思って階段を上り始めたんだけれど、これが果てしない。最初は普通の非常階段みたいな階段で、これを登り切ればなんか展望台があるんだろうと思って登っていく。そのうち、石段になってくる。ああ、もう少しで見晴らしの良いところがあるんだろうな、と思って登っていく。上から降りてくる人がたくさんいる。ああ、何かあるんだな、と思って登っていく。しかし、登れど登れど石段しかない・・・。一瞬引き返そうかと思うけど、もうだいぶ登ってしまった。この急な階段を何も見ずに降りるのか?もう少し、登ってみよう、何かあるはずだ、きっと。だんだん降りてくる人が少なくなってきた・・・。ここを登り切れば、・・・。その石段を上りきったところにあったのは、・・・。石段だった・・・。みんな、途中で嫌になって降りてきたんだ・・・。
という、悪夢のような急な石段でした。
しかし、途中、所々から滝が見えます。
「生瀬の滝」というのを見てみるためにちょっと脇道へ。ここは、確か、階段もない山道だった。なんでも、昔、百姓一揆の農民が処刑された滝だそうです・・・。
遠くに見えます。滝の上には滝がある。階段の上には階段がある。
ここまで来て、あの急な階段を降りるのも嫌だ、と思ったし、まあ、全部回っても1時間半と書いてあったし、と、ここまできても甘い読みと希望的観測を捨て切れず、さらに先へと進みました。もう少し、もう少し、・・・。こうして人は引き返せなくなっていくのだな・・・。ギャンブルしかり、クスリしかり、ハイキングしかり・・・。人生って、片道なんですね・・・。
そのうち、山頂っぽいところにやっと出ました(でも、しばらくその後も上りの階段がありましたが)。やはり、見晴らしの良いところに出ると、気持ちが良い!それにしても、登るだけでもきついのに、こんな石段の道を作った人たちがいたんだなあ・・・。信じられない・・・。
でっかいキノコが!でっかいキノコって、なんか毒っぽい?
ベンチが!よく、こんなところまで持ってきたねえ・・。ありがたや、ありがたや。下の世界が遠くに見えます。山の上は静かです。本当に別世界です。
この辺から、ちょっと植生も違うのかな?まっすぐに高く伸びた樹が多くなったような気が。
「月居(つきおり)観音堂本堂」に到着。運慶の作と伝えられる「聖観世音菩薩」が安置されているそうです。何も見えませんが。ここも見晴らし良いです。
その下が 「月居観音堂」の入り口らしい。柵とか何もないし、参道の逆から来たんで、入り口とは最初気がつかなかったけど。お地蔵さんと鐘があります。誰もいないのを良いことに、一発鐘を突いてきました。良かったのかなあ?でも、鐘があったら打ってみたくなるよね、普通(?)。ご〜ん、となって、気持ち良かった。
後は、下りでした。
この辺は色々な山の植物も多いです。ユリかな?
これを作ったのは、きっと、神様ではなく、草間弥生先生だと思います。
また、ベンチ。これが上り道にあればどんなに良かったことか・・・。こっちは、参道のせいか、ベンチも多いし、道も楽です。
どこかで秋が始まっているのかも。
あ、よっこいしょ。はあ。登る前に水確保しとけば良かった。ここに自動販売機があったら、1本1000円でも手を出したかもしれないな。
だんだん日が陰ってきました。
もう少し。
着いた、終点。お疲れ様。
売店で飲んだラムネのうまかったこと。思いっきり、吹き出しました。
前のテーブル、なんかこういうのも夏っぽいかなと思って。