香港旅行記(5)

 四日目=12月22日。前の日は、結構、ワイン飲みました。ホテルの地下のバー、ワイン飲み放題みたいな事やっているんだけど、他に客がいないw 帰った方がバーテンは嬉しいのか、嬉しくないのか。ひたすらiPhoneいじりながら、飲んでました。部屋でやるよりは良いかもしれんけど、居心地の悪さを堪能しましたよ。

 朝飯はホテルのスタバ。楽ちんなので、一択。

 昨日の深水埗で結構げっそりしたので、香港島へ。大陸側は、やはり中国です。香港島側は、外人も多いし、アジアの金融中心なので、やっぱり雰囲気違います。今度来るときは、香港島側に宿取りたいな。まあ、地下鉄使えばすぐなんですけどね。

 地下鉄で中環駅へ。ブラブラすると、国会とその前にそびえ立つHSBCの高層ビル。どう見ても、HSBCの本社ビルの方が偉いです。見下ろしています。この小さな地域が国として生きていくためには、図抜けた企業/産業が必要で、それはこの資源と土地の少なさからしても、金融と貿易しかありえないのだと思います。その国が、英国領から中国領へ、というこの大変化をよくぞ乗りきったものだと思います。


 この公園の辺りも、公衆電話はWiFiステーションになっていました。もう公衆電話なんて誰も必要としていないけど、こうしてWiFi基地局として活用されるなら、それは意味ありそうですね。狭い地域で過去のインフラが重くないだけに、時代の変化に対していち早く対応出来るのだと思います。こういうのは、今後増えていくのかもしれません。この辺は、個人的に大変興味深かった。

 で、香港公園に行きました。基本、一昨日のトリムカーの駅の先なんですけど、イメージとしては、西新宿の地下道を全部2階の遊歩道にしたような分かりにくさと思ってもらえば、良いです。この辺の高層ビルの未来感、パネえっす。


 香港公園はWiFiフリーで使えて、全面禁煙で、良いとこです。池の水も澄んでいるし、亀が天下を取っています。



 ここには茶具文物館という茶道の小さな博物館があります。香港で観光しようとすると、大体こんなささやかな感じです。でも、視点がなかなか面白い。それは、この小さなエリアが生き残るための知恵でもあったのだと思います。茶具文物館は、御茶の各種作法と茶器の展示、加えてお土産物屋です。日本の作法ほど求道的ではなくマナーという感じです。ここは、結構衛生観念の普及に政府が力を入れている感があります。まあ、「香港型」という言葉のインパクト、凄いですよね・・・。本場感出ちゃいますからね。写真撮れなかったけど、茶器はどんどん茶器でなくなっていく感があって、楽しかったですね。ここもお土産物としては割に安くて安心感あるんじゃないでしょうか。こういうもの欲しい人にとっては。



 この公園の中には、温室の植物園もあります。地味でしたが、植物園って好物なので見て回りました。サボテンがなかなか。こうして無理すれば、熱帯植物まで育てられるのが、沖縄と一緒。




 ぶらぶらしながら、観鳥園へ。蛙は、やっぱり水辺の王様です。亀も役目を分かっている、というか、人を歯牙にもかけていません。カメラ目線です。


 この観鳥園なんですが、鳥小屋はいるのかどうか分からないような感じです。

しかし、この大きなネットエリアがスゴい。結構高いところに遊歩道が作られているので、下を見るとクラクラします。直接網無しに見ることができるので、やっぱり楽しいです。香港は本当に鳥好きです。








 ここで鳥を堪能して、昼飯。金融街のビルのグランドフロアで2itemみたいなのをビールと。

 腹ごしらえした処で、香港島・中環の古書街を目指すことにしますが、途中でOccupy Wall Streetの香港版が先ほどのHSBC本社の裏手で。無理矢理排除しようという雰囲気はなかったです。実際、昼間だからなのか、このテントにも殆ど人はいませんでした。HSBCとか、金融業界の人にしても、ユーロ危機やら、この状況は自分たちにとっても訳の分からない危機で、ある意味自分たちが一番困っているから、幾ばくかの共感を持ってこれを許しているんじゃないでしょうか。



 この辺はリッチなお店が。

 やはり、一々絵になる感じです。



 古書街に近づくにつれ既視感が。これって、せせこましくしたSFの中華街だよな、という本末転倒した独り言が口をつきました。坂、物と人の密度。空間を惜しみ、物を積み上げ、その密度を介することもなく、セールストークをまくし立てる。とても香港らしい雰囲気のあるエリアです。古書街とはいっても、本など全然無くて、骨董品屋ばかりです。坂に沿ってエスカレーターが走り、そのエスカレーター沿いにはいかにも観光客目当てのバーやお洒落なレストランが軒を並べます。良い感じです、この辺。活気があります。








 ちょっと買い物をして、日が暮れましたが、隣の湾仔(ワンジャイ)エリアにも行って見ました。この辺は歴史的な建築物の保護で観光地化目指しているみたいです。でも、庶民的な町並みに埋もれがちな感じでした。日が暮れていたので、まあ、雰囲気だけという感じでした。





 駅の反対側がちょっと妖しげな繁華街。ここで夕飯食べました。夜の蝶的なお姉さんが呼び込みしていたり、なんか、異国っぽいです。




 で、飯食って、ホテルまで戻って、近くの市場覗いて、ビール飲んで寝たのかな。まあ、そんな一日でした。




 次の日は、早起きして向かいのマックで朝飯食べて、朝7時半くらいに送迎が来て、空港行って、空港で買い物して、飛行機乗って、成田で晩飯まで食べて帰った。まあ、一日移動で潰れちゃうね。中途半端感と引き替えに時差ぼけはないけど。
 そんな香港旅行でした。

香港旅行記(3)

 三日目=12月21日。大分間が開いてしまった、もうすぐ一月wさっさと書き上げないと、忘れるな。

 この日も朝はホテルのスタバで。

 夜景を見てしまえば、香港観光としては、まあ、カッコはついてしまうでしょう。名所が他にある訳ではなし、後は好き好きでしょ。ここからが、それぞれの香港なのかもしれない。

 午前中は、香港歴史博物館へ。両国の江戸東京博物館の香港版、と考えれば大体OKです。
http://hk.history.museum/index.php

 ま、写真で行きましょう。

 まず、香港の生態系。虎とか、猪とか、熊とか。いるところにはまだいるの?


 良い湯だな、あ、は〜、あん。こういう古代の展示は世界中あんまり変わらないですな。

 最初に船。こういうのは、江戸東京博物館にもあったな。


 九龍城の模型。こういうのは、やっぱりアジアは細かい作業好きです。


 香港の結婚式の様子らしい。

 昔の民家。


 お祭りの山車やら何やら。赤と金が基本の色なので、やっぱり、中国は派手です。



 近代に移り、アヘン戦争の頃の港フィギュア。


 この頃のタイプライターとか、一々カッコイイですな。

 こういう昔っぽい薬屋とかの商店、何とも言えまへん。


 日本の香港占領は短期で、いきなり日本語押しつけられたり、食糧は不足するわで、大変だったようです。その後、イギリスに統治が戻ったので、その後大陸からの外省人に押し寄せられた台湾とは反日感情もやはり違うのだろうな、と思います。


 昔のチンチン電車、喫茶店やジュークボックス、駄菓子屋、カメラ。この辺は、日本と変わらないですね。不思議な感じです。昔の香港映画からの編集でライフスタイルを振り返るミニ映画館コーナーもありました。





 香港の歴史年表の展示を見ると、エリザベス女王の訪問とかあり、それはやっぱり大きなイベントだったのだな、と思いました。中国への返還という約束が、戦争や中国の王朝から共産主義政権への移行を越えて、良くも実現されたものだな。

 併設展では、科挙などの試験制度の移り変わりを紹介してました。科挙の試験場の模型はなかなかすごかった。

 午前中ここを一杯楽しんで、ここのカフェでラーメンを頼んだら、見事なインスタントラーメン(笑)。「出前一丁」が香港では、人気ブランドのようです。ここのミュージアム・ショップは結構色々あった。毛沢東語録とコンパス付きキーホルダーを購入。さすがに値切ったりする雰囲気ではないので、却って気楽に安心して買い物できるので、お土産物はこういうところで買うのが良いかも。

香港旅行記(4)

 三日目=12月21日の午後は、香港の秋葉原=深水埗(サムスイポー)へ。

http://g.co/maps/uduur

 地下鉄降りて地上に出ると、凄いところに来てしまった感あります。庶民のリアル香港。

 電脳中心です。USBケーブルや電源ケーブルが触手のように伸びてきて、あっという間に捕獲されてしまいそうで、目眩がします。

 まずは、西九龍中心DRAGON CENTERに向かいました。ここは、最近の秋葉原の駅前のビルみたいなオタクなガジェットなどが一杯あるのですが、アキバと言うよりもイトーヨーカドーとかのショッピングセンター、そんな感じの昭和感あります。一番上のフロアの食堂とかそんな感じです。

 AKB香港オフィシャルショップというのもありましたが、ここに作ってもねえ(苦笑)。黒塗りの仕切りで区切って、黒い壁、黒基調の店内にぼったくりオフィシャルグッズがあるんですが、雰囲気が妖しげなアレなお店のような感じでした。余り人も入っていなかったなあ。
 ここのお店で妖しげなお土産ものを入手。

 ここの対面辺りの通りが、アキバのバッタ屋みたいな電気街なんですが、これが凄かった。日本の主婦が見たら、放火したくなるレベルです。これが売り物なのか、粗大ゴミ回収置き場なのか、もう理解の範疇越えてます。



 政府への抗議っぽい。

 やたらiPhoneスマホのケースが多い。まあ、そりゃ、あれはどこでも作れて売れれば儲かりそうだしね。ジョブズのケース多かったです。いかにもというの欲しかったんですが、値引き交渉とかめんどくさいし、単に安っぽいだけで唖然とするレベルにまで来ているものが見つからず、結局買いませんでした。

 大通りを挟んだ反対側の通りは、衣料品街が続きます。ここには、著作権や肖像権などというセコい概念はありません。やったものが勝つ世界です。


 この先に黄金電脳商場/Golden Computer Arcadeがあります。まあ、普通にアキバっぽいところですが、店内がぎゅうぎゅう詰めでなかなかの圧迫感です。
 PS Vitaがあったので、聞いてみたところ、香港での発売は2日後で、日本で買ってきたものとのこと。良くやりますな、香港もw
 ここと昨日のApple Storeを比べると、雲泥の違いとはこういう事か、と。日本は量販店多いのでそうでもないですが、ここでこうして見ると愕然とするものがあります。

 マックでコーヒー飲んで、ホテル帰って、近くの店でラーメン食べて、ホテルのバーでワイン飲んで寝たんだったな、確かこの日は。

香港旅行記(2)

 二日目=12月20日。

 朝飯はホテルに隣接するスタバで。マクドナルドと一緒で、ここも世界統一仕様です。香港スペシャルみたいなものは見あたらなかった。サムソンとか、現地のニーズを捕らえるために、地域専門化の要員を1年その国に送り込んで徹底的にその国を学ばせると言うけれど、アップルとかマクドナルドみたいに世界中で受け入れられるモノ作れば、そんなことする必要ないし、ライフスタイル変えるのって、そういうモノだし、そういうことできるのがブランド。どちらが良いとか悪いとかじゃなくて、それは会社のあり方だよな。などと考えながら、ソーセージロールみたいなもの食べて、コーヒー飲んでた。

 ホテルのWiFiも来てるけど、二本くらい。昨夜セブンイレブンで買ったWiFiカードを早速投入。24時間有効のWiFiアクセス権をカードとして売っている。スクラッチして、ユーザーアカウントとパスワードを入れる。HK$20なので、250円くらい。WiFiルーターをレンタルする手もあるけど、1日1200円くらいするので、それに比べると大分安上がり。ずっと使ったのは、PCCWという香港では一番メジャーな会社のカード。ホテルで使えればいい/休憩時に使いたい/移動中にマップ見たり、お店探したいという人は、不要/WiFiカード/WiFiルーターで使い分ければ良いんじゃないのかな。データ・ローミングが安くなれば、何も考える必要ないんだけどね。このPCCWとY5(ヤフー系?)がメジャーなとこみたいです。Y5はマクドナルドで20分無料みたいだけど、使い方がよく分からなかったので、使わなかった。

 さすがに暖かく、朝晩は上着があった方が良いけれど、昼間は長袖のシャツで十分で、なにか羽織ると暑いくらいだ。朝晩もそれほど気温は下がらない。さすが南国で、毛穴が開くような気がするw

 まずは、油麻地駅にオクトパスカードを買いに行った。HK$150のプリペイドカードで、これ一枚で地下鉄もバスもフェリーも大体OKみたい。ヴィクトリア・パークの展望台へ登るトリム(登山電車みたいなの)もこれで乗れた。1回無くしたけど、便利なので、悩まず買い直した。使い切れなかったけど、それでも、不慣れな観光客としては、すごく助かる。たしか、これはSuicaと同じFelica方式だったと思う。ということは、日本だって、Suicaももっと使いやすくできると言うことだよね・・・。技術よりも、それを生かせる行政や会社のITリテラシーみたいなものの方が問題だなあ。今回の香港旅行はこういうところ考えさせられるところが多かった。
 何にせよ、この二枚のカードは、まず、ゲットすると良いと思う。

 ホテルは、油麻地駅と佐敦駅の真ん中よりは、佐敦駅寄り東側。ホテルを出た辺りの感じは、道も広くて、何かアメリカっぽい。それが、油麻地駅へ向けて歩いていくと、汚いビルがどんどん増えて、看板がどんどん道路の上にせり出してきて、どんどん混沌としてくる。これが香港か。とんでもないところに来てしまったもんだな、と思った。何にせよ、地下鉄に入り、窓口でオクトパスカードををゲットしたところで、地上に戻り、弥敦道を南下する。
 初めての街に来たら、まず、その大通りを端から端まで歩くことにしている。そうすれば、多少は土地勘がつくし、ちょっと迷っても、そこを中心に大体の見当はつくようになるし、見たことのあるところに出れば、後は何とかなる。地図を持っていれば分かる人のいるのだろうけど、地図だけを見ても、なかなか方向感が働かない。地図の情報を自分の頭の中にイメージとして展開する作業というのがないと、どうしてもピンと来ないのだ。それで、かなり初日は疲れるけれど、そこを乗りきれば後は何とかなる。香港の九龍側は、この弥敦道を押さえておけば、大体事足りた。地下鉄もこの道路に沿って走っている。

 弥敦道と書いているけれど、英語表記では、Nathan Road。この中英併記というのが悩ましい。見て頭に残るのは漢字の中国名だが、読めない。なので、英語を音としては読むことになる。漢字に英語のフリガナがついているような感覚だ。読めない漢字ばかりが町中に並んでいるのを見ると、何とも息苦しい。何となくイメージは湧くのに、言葉から音を奪われてしまったかのような感覚。
 昔、授業を取った偉い先生が「フランス語なんて、短い単語は全部飛ばして、英語だと思って読めば、大体意味は分かります」と凄いことを言っていたが、ひらがなのない中国語を見ていると、それはこういう感覚なんだろうか、と思った。
 時計屋、宝石店、乾物屋、お菓子屋、薬屋、・・・。看板、看板、看板、・・・。

 息苦しいので、西側にある九龍公園を覗いてみた。大きな鳥小屋があるのだけれど、作業中で見ることができなかった。仕方ないので、池に行くとフラミンゴがいた。奥の方まで広がっているみたいだけど、起伏が多くて、広々した感じはない。暇そうに新聞を読んでいる爺さんが良い感じ。

 この辺りの樹は気根が出ている。寒いところの針葉樹は上へ上へと幹を伸ばそうとするけれど、暖かいところだと、下へ下へと根を伸ばそうとする。人間もそうかもしれない。寒いところの人は、現状を変えようと難しいことを考えようとするので文化や科学が発展するけど、暖かいところの人は、現状に満足でだらんと楽に生きているような・・・。

 公園を出て弥敦道に戻ると、ちょっとしたショッピングモール。向かいのデパートにはユニクロと無印が入っているようだった。このショッピングモールの南端が尖沙咀駅。ここから南はさらに混沌とした繁華街。この辺にモスクもあった。インドとかパキスタン辺りの人も結構見かける。


 さらに、南へ、南へと進む。大通りに突き当たるとペニンシュラ・ホテル。地下道を通り、海側に進むと、「そごう」の地下に。地上に出て、海側に進むと、星光大道、Avenue of Stars。香港映画のスターの手形が道路に埋まっているという、あれです。ここからは、対岸の香港島が一望できる。絶景かな、絶景かな。上へ上へと競い合って空に伸びる対岸の金融街の高層ビルの群れが一望できる。


 腹も減ってきたので、ここで香港文化中心内の「映月楼」という店で飲茶。肉まんみたいなのが美味かった。写真付きのメニューがあって、ここは助かった。場所的にも観光客を意識したこじゃれたお店。飲茶の作法は一通りガイドブック読んでおいたので、助かった。


 腹ごしらえしたところで、向かいの香港芸術館を見物。あんまり期待してなかったのだけれど、結構面白かった。
http://www.lcsd.gov.hk/ce/Museum/Arts/english/aboutus/aboutus.html
 各階毎にテーマ別展示をしていた。まず、Pan Tianshouという香港の大家らしき人の回顧展、中国画というのは、囲碁なんかと同じで構図が命なんだな、というのがよく分かる展示だった。50,60になってからの絵の大胆さが凄い。画面の中に気の流れが渦巻いているような感じ。壁一面の大きな絵が多く、迫力あった。
http://www.lcsd.gov.hk/ce/Museum/Arts/english/exhibitions/exhibitions01_oct11_02.html
 それから、「東西共融」として、西欧向けに輸出された中国人による絵画の展示。殆どがプロフェッショナルな教育を受けていない中国人が、見よう見まねで西洋画の遠近法などの手法を取り入れて、中国の風景を輸出用に描いた絵の展示。
http://www.lcsd.gov.hk/ce/Museum/Arts/english/exhibitions/exhibitions01_jul11_02.html
 Wu Guanzhongという人の回顧展も、格好良かった。考えてみれば、中国画から抽象画なんて、1歩じゃなくて半歩くらいの距離なのかもしれない。
http://www.lcsd.gov.hk/ce/Museum/Arts/english/exhibitions/exhibitions01_oct11_03.html
 書画も展示されていたけれど、楷書が多くて驚いた。日本で書画というと、読めなくてナンボ、みたいなイメージがあるけれど、ちゃんと読める字がこうして評価されてるのか、と意外な感じがした。まあ、ひらがなが無いということもあるのかもしれない。読めない草書もあるにはあるけど、楷書が圧倒的に多かった。
http://www.lcsd.gov.hk/ce/Museum/Arts/english/exhibitions/exhibitions01_jul11_03.html
 後の常設展は、陶磁器が多かった。景徳鎮とか。好きな人にはたまらないんだろうな。
 特設展の視点もなかなか面白かったので、行って良かったな。


 この後は、ブランドショップが集まる廣東道をブラブラ。クリスマス前ということもあるのか、入場待ちの行列が出来ていたのには驚いた。香港の物欲恐るべし。バーバリーの上がカレーのココイチだったりするのが、笑っちゃう。

 ここから南にまた向かい、「1881年創建の水上警察本部の建物を改修した」という1881ヘリテージを覗く。クリスマスツリーとメリーゴーランドで華やかだった。ここもお洒落スポットみたいだ。この辺で、小雨がパラパラ来たけど、しばらくすると止んだ。

 ここの向かいはフェリーの発着所。いよいよ、フェリーで香港島へ。大分歩いて疲れたけど、夜景を見に行くことに。フェリー乗り場はいかにもという感じで旅情。乗り場のテレビでは、北朝鮮のニュース。これを見て大声を荒げる変な兄ちゃん。よく分からないけど、何か、この乱暴な感じがヒリヒリ来る。フェリーは乗ってしまえば、どんぶらこ、どんぶらこ。12月でも、寒くはないので、楽しいです。ただ、乗り場が地下鉄の駅からちょっと離れているし、そもそも、地下鉄で行けるので、観光には良いけど、そんなに便利なものでもないです。でも、船の行き来は多いので、船が近づいてくると、やっぱり、良いです。一度も乗らぬ馬鹿、何度も乗る馬鹿というとこでしょうか。夏なら、何度でも乗りたいんだろうけど。

 船を下りたら、階段を上り、橋というか、遊歩道へ。香港島側は遊歩道多いです。遊歩道を歩いている限りは道にも迷わないし、信号も関係ないので早いです。地上の道は車が走るもの、という感じです。
 しかし、この橋がまた長い。左側の辺りは工事をしているみたいで、何か、成長しているんだな、ここは、という勢い感じます。この頃になると、ネオンもついて、段々華やかになってきます。
 歩いていると、右側に見慣れたロゴが!そういえば、この辺りは発売日の前後に何かで見た覚えが!そうです、Appleストアです。

 これは行ってみるしかないね、ということで行ってきた。基本的なパーツは、日本のアップルストアと一緒ですね。ただ、御客も店員さんも香港人なので、すごく賑やかで活気があります。店員さんもクリスマスということで何か赤いものを着ていました。面白いのは、ここは2階と3階が螺旋階段でつながってるんです。普通のテナントなら、同じ床面積なら同じフロアに広く敷地取ればいいですよね。多分、その方が安上がりでしょう。でも、螺旋階段で2階と3階を繋いでいるんですよね。ここで腰を据えてやるという気持ちが入ってるのだと思います。調べてみたら、オープンは今年の9月だった模様。
 http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/058/58620/
 このビルというかモールは、金融中心というのがあって、しかも空港に向かう路線や地下鉄の路線が集まる香港駅の真上、というお台場に六本木ヒルズと東京駅を持ってきたような超一等地。そこで、ブランドショップと並んで店を構えている訳です。そこらの小さな電気屋で売ってるものとは違うんだと言わんばかり。日本のように量販店が頑張っているところと違って、本当に小さな店ばかりなので、そこで並べられていたら、ブランドイメージなんて十把一絡げにしかならない。同じ店で並べて売られているんだから。何言っても無駄ですね・・・。アップルストアのブランドイメージ構築の威力は、日本以上に海外では大きいな、と痛感。

 その後、このIFCショッピングモールをぶらぶら。九龍側のごみごみした空間から、一気に東京並かそれ以上の近代空間に来たという感じで、なんかホッとする。まあ、欲しいモノもないし、歩き疲れたので、スタバで一休みして、ヴィクトリアパークへの行き方を確認して、出発。

 良く理解してなかったので、地上をてくてくとトリムの駅まで歩く。もう日も暮れていたんが、中心街なのでさすがに治安の不安は感じなかった。地上から見上げる高層ビル、クリスマスのネオンサインはなかなかの見物だった。ただ、道路も広く数車線で信号もあまりないので、結局遊歩道を歩かざるを得ない。出来るだけ、歩くなら遊歩道を歩く、歩こうとしないでバスや地下鉄を使うほうが香港島側では移動しやすい。

 まあ、どうにかこうにか、トリムの駅に到着。ここも切符を買う行列が決行できていたが、オクトパスカードを見せると、並ばずに改札通過。この行列で前に並んでいた地元のカップルが、待ち時間もせっせとスマホをいじっていた。見ると、男子はAndroidで女子はiPhone。何か、こういうパターン多かったような気がする。香港も日本以上にスマホ普及している感じ。しかも、歩きながらやってる人が多い。電車の中もそう。せっかちな人達だから、こういう空き時間に何かしないと気が済まないので、日本以上にはまっている感じがする。
 で、トリムに乗り込む。オススメは夜景が見える進行方向右側。ただ、傾斜がすごいので、乗っていて余り良い気分ではなかったw
 駅から降りると、お土産物屋が並ぶビルの地下。このお土産物屋を延々と巡らないと、ビルの屋上の展望台に行けない。すっかり腹も減っていたので、ここの地下のファーストフードっぽいところで夕飯。マダム・タッソーの館もあるけど、疲れてきたのでパス。

 展望台からの流れはさすがに見事だったけれど、霧雨気味だったので展望は今一だし、肌寒いくらいだったので、早々に退散。

 あのトリムにまた乗るのも嫌だったし、トリム降りてからの地下鉄への接続も悪そうなので、山頂からはバスで帰ることに。展望台の反対側のビルの地下の駐車場からバスが出ている。小型のバスが来たのでこれに乗り込む。このバスが急な山道を飛ばす、飛ばす。トリムも嫌だけど、これも嫌だったwこのバスもオクトパスカードでOKだった。このバスで中環まで行き、後は地下鉄でホテルに帰る。


 結局、この日は2万5千歩以上歩いた。毎年、フジロックでも2万1千歩位なので、それ以上歩いていたことになる。疲れたので、帰ってバタンキューだった。

 以上、2日目。今回の旅行はあんまり書いて置く程面白いこともなく淡々と進んだんですが、備忘録的にだらだらと続きます。

香港旅行記(1)


 何故、香港に行こうと思ったか。暖かくて、英語が通じる都市なら、どこでも良かった。年末に溜まった休暇を消化しなければいけなかったので、どこかに旅行にでも行かないとヒマ死しそうだった。でなきゃ、鬱になりそうだった。でも、寒いところは嫌だ。英語が通じない国は嫌だ。また沖縄に行くことも考えたが、この前一通り観光地は回ってしまったような気がするし、せっかくの円高だ。かといって、オッサン一人ハワイに行っても身の置き場がない。オーストラリアにも興味がない。旅行するなら、なんか浪漫がないと嫌だ。ハワイとかオーストラリアには、浪漫を感じない。それに、今回はそんなに遠いところまで行きたいとも思わない。台湾も一度行ってみたいが、どこまで英語が通じるか不安だ。何とかなるだろうけど、そういう煩わしさを楽しめる程若くない。自分的に楽に楽しめる海外、ということで、消去法的に香港だった。それ以上に発展途上国的なところも駄目なので。まあ、そもそも、旅行が好きな訳ではないのだ。

 今回は、時間もなかったし、めんどくさかったので、楽天トラベルで送迎付・ホテル・航空券プランで選んでみた。パッケージツアーなら、もっと安い選択肢もあるんだろうけど。
 出発は成田17時40分発の香港航空。遅い出発時間は気楽だけど、結局、一日潰れてしまい、出発日は何も出来ない。帰国日も同じ。その意味では、あちこち見て回る観光ツアーとしては、効率は悪い。滞在して、何かをするという体験型ツアーをしたい人には、中途半端な海外ではある。

 成田について、チェックインしようと思ったら、香港航空のカウンターがどこにあるのか、最初分からなかった。Fエリアとは表示されていたが、そこにはユニクロしかない。よくよく見てみたら、ユニクロの裏手が、カウンターだった。まるで、ドラクエw。こういうの、結構消耗する。あそこを手に入れるためには、ユニクロの方が良い条件だったんだろうけど、公共機関として、どうよ、成田空港?とは思わざるをえない。

 香港への持ち込みは煙草19本まで。封を切ったものだけと言うこと。なので、出国時の免税店でもすることがない。しょうがないので、ヱビスビール飲んで、暇を潰す。

 ちょうど金正日の訃報が昼に流れていた。TwitterのTLの流れも活況を呈していた。空港内でも、色々とチェックをしている。過去の大韓航空機事件を考えると、どこで何が起こっても不思議ではない。まあ、香港行きの便でなにかが起こるという事だってありえないとも言えない。しかし、係員がチェックしているのは、中東系やインド系で、人種差別とか偏見と思われても仕方ないだろうな。まあ、チェックするんなら、そうなるだろうけど。

 せっかくなので、空港のWiFi試してみよう、と思ったが、第二空港ターミナルではフリーWiFiはNTTのブース設置エリア周辺のみで使用可能で、発着ゲートからはなかなか捕まらない。3Gはちゃんとつながるから、日本人は困らないのだけれど、WiFiを使いたい海外の人にとっては、不便きわまりない。空港のロビーというのは、究極の暇つぶしニーズの高いエリアであって、海外の渡航客にとってはイライラする空港、ということになる。それが分からないのだなあ、と暗澹とした気持ちになる。喫煙所が儲けられているので、それは助かるのだが、それもドメスティックなニーズにしか反応できていないということの裏返しでもある。

 まあ、なんにせよ、とにかく搭乗。17時40分出発。飛行機は小さいし、機内食もマズいが、まあ、4時間のフライトだから、そんなもので構わない。月曜の夜なので、さすがに機内もそこそこ空いていた。

 機内では、ざっと「地球の歩き方」に目を通す。「地球の歩き方」どうよ?という声もあるが、じゃあ、他はというと情報量少ないし、ムック本は道で広げられないし。こういう旅行ガイドブックこそ、電子ブックで、GPSマップと連動し、近所のリアルタイム情報を提供して欲しいもんだな。ガイドブックというより、アプリに近いような。そういうのは、観光誘致の観点から考えたら、自治体が提供しても良いくらいだ。
 ざっと目を通したところで、後は文庫版が出たので買った「CIA秘録」読み始める。読んでいて、胸くそが悪くなってくるような話だ・・・。
 などとやっていると、4時間のフライトはあっという間だった。

 到着は、現地時間で9時50分(日本から−1時間の時差)。この時間だと、もうホテル行って寝るだけ。移動で一日潰れるのは勿体ないといえば、勿体ない。でも、着いてすぐ飯というのも、勝手分からないと辛いので、まあ、いいか。
 入国審査のところから空港のフリーWiFi使えると聞いていたので、早速試してみたけど、なんの問題もなく接続。空港全域で使えた。これはありがたかった。

 iPhoneは、機内で「設定:機内モード」にして、もう帰国まで触らない。それから、「設定:ネットワーク:モバイルデータ通信:オフ」に。これで、WiFiだけしか掴まなくなる。iCloudは、ご主人が見ていない隙に勝手に何をするか分からないので、ちゃんと設定しておかないと怖い。ただ、こうすると、要はiPhoneじゃなくて、iPod touchなんですけどね。なので、今回はiPod touchも予備に持って行った。後、ホテル用にiPadまで持って行ったwそれでも、PCやネットブックを電源付で持って行くよりも軽い。それに、ケーブル類が共通なのが嬉しい。充電用に、全世界8種類コンセント対応・USBコンセント2小口対応というのを持って行ったけど、大活躍だった。ただ、これは組み立て方が難しいので、マニュアルを忘れないようにしないと宝の持ち腐れになる。事前にスキャンして、Evernoteにマニュアル入れとくと安心。


エネループも持って行ったけど、結局使わなかった。iPhoneWiFiだけで使っていると、使用頻度もそんなに高くならないので、iPod touchまでは必要なかった。まあ、電池がまだへたっていないので、十分一日使えた。

 で、入国審査済ませて、現地の送迎を探す。出国が一箇所ではなく、反対の出国口から出てしまったので、一瞬焦った。現地の怪しげな日本語話す楽天のガイドさんを反対側の出国口で見つける。一服して、全員揃ったところで、バスに乗りホテルへ。ホテルでのチェックインのやりとりまで手伝ってくれた。ホテルに着いたのは、もう12時近かったと思う。この日は、隣のセブンイレブンで水とビール、腹減ったのでサンドイッチ夜食に買って食べて、シャワー浴びて寝た。

 セブンイレブンは殆ど日本と同じ。というよりも、日本語表記そのまま、日本の商品をそのまま持ってきているものがかなりあった。便利だけど、あれで良いんだろうか。飲み物やお菓子もともかく、nonnoなんかも日本語のまま売ってる。日本人向けなのか、ファッション雑誌として現地の女の子が見ているんだろうか。ビールも、ハイネッケンやバドもあるけど、スーパードライもちゃんとある。雑貨類も日本語のままあれこれある。なので、現地調達でも殆ど心配ない、ということだな。

 ホテルの部屋は、シングルルームだけど広かったし、WiFiタダだし、言うことなし。アメリカの割と良いとこのホテルみたいな感じ。ただ、部屋の照明とセーフティーボックスの操作が、最初よく分からずはまった。中央コントローラーみたいなのがあって、それで全部の照明をコントロールする、ということが分からず、何故、このランプにはスイッチがついていない?としばらくドタバタ。セーフティーボックスも、いじっているうちに変なモードに入り、しばらく悩んだ。WiFiは一発だったけど。

 以上、一日目。

大阪ツアー3日目

 今日は朝7時頃に起きて、朝食をホテルで済ませて、9時半頃にはチェックアウトして、大阪城へ。なんか、あちこち調べても、行くところが見つからなかった。昔、行ったことがあるような気もしていたのだけれど、行ってみたら全然違っていた。大昔に家族でどこかの城に行った覚えがあるのだけれど、あれはどこの城だったのだろう?もう、永遠に思い出せないかもしれないな・・・。実際にどこのお城に行ったのか?なんてことは、もうどうでも良いんだ。過去に関して大切なのは、自分の記憶だけだから。それが間違っているとしても、僕が知ったことではない。僕のリアリティは僕のものなのだから。
 こういうひどい思い違いというのを時々してしまう。子供の頃、上野動物園で小さな鯨を見たことがある、と言ったら馬鹿にされたことが昔あった。まあ、常識的に考えればそうなのだが。でも、あの打ちっ放しのコンクリートのプールの中を泳ぐ小さな生き物、魚と言うには大きすぎる体、印象の寒々しさ。それは、一体どこで私の記憶に住み着いてしまったのだろうか。

 で、大阪城に結局行きました。大阪城公園をぐるっと回って、




やっと、城内に入る門。

城門突き当たりの蛸石。ほんとにでかい。

法輪功のアピールが。

なんか、大阪の人的水脈って、アジアとしっかりつながっているんだな、と思う。

で、やっと、大阪城

リスが、リスが、リスが!

中はこんな感じで、全く歴史を感じさせません。


大阪夏の陣フィギュア!地震かなんかで、これが倒れたら展示した人泣くだろうな。


天守閣からの眺めは360度見えるので気持ち良いです。高台にあるし、まわりは公園なので、見晴らしは良い。

展望台にはお土産物屋はつきものですが、もう、歴史もへったくれも無いですな。

粟おこしソフトクリームと大阪城

公園ブラブラしました。で、大阪駅へ。腹が減ったので、うどんを食べることに。コインロッカーは一杯だったので、荷物を郵便局の前の荷物預かり所に預けて、食事しに行きました。方向感覚が分からなくなったので、GPSでナビ。でも、途中でガイドブックをもう一度見たら、ガイドブックに出ていたうどん屋は休日定休・・・。仕方ないので、梅田の方に行けばなんかあるだろうと、180度方向転換。EZNaviでも近くの店は分かるんだけど、出てくるのは飲み屋ばかりだし、せっかくならなんか美味いもの食いたいしなあ。と考えたのが運の尽きで、駅ビルの中突っ切ろうとしても駅の反対側に出られないわなんだで、結構歩いた挙げ句に、反対側に出てみたら、再開発中。きっと、次に来る頃には、この辺もすっかり立派になっているんだろうな。

で、茶屋町の辺りまで歩き、阪急の高架下のモールでうどん食べました。古本屋街みたいなのがあったり、おしゃれっぽいエリアがあったり。でも、別に大阪であさらなくても良いかな、という感じだったので、さーっと回って、雰囲気だけ。で、結局駅のまわりを一周することに。餃子スタジアム、ちょっと入ってみた。でも、食べなかったけど。こんな駅前に観覧車があるのも珍しい。駅のまわりは工事中のところが多くて、今は分かりにくい。
 で、荷物を受け取って、切符買って新大阪へ。夕飯が中途半端な時間になりそうだったので、駅のホームで「たこむす」を買ってみた。「天むす」の天ぷらの代わりにたこ焼きがのっている!たこじゃないですよ、たこ焼き。それも、冷えたたこ焼き!何の罰ゲームなんだ、これ?でも、ビールで流し込んでしまいましたw。残せない性分なので・・・。他の駅弁にしとけば良かった・・・。後は、もう胃がもたれて、食欲全くなかったですね。今回の旅行の最大の汚点かもしれません。

大阪ツアー2日目

 今日は7時頃朝起きて、ホテルで朝食食べて、ぶらぶらとアメリカ村へ。知らない街で電車に乗るのは、国内でもやっぱり少し不安感があって、楽しい。反対行きに乗ってしまったらどうしよう、とか。でも、こうやって不安があるときは間違えないもんだ。京橋から心斎橋にどう行けばいいのか、ガイドブックの路線図見ると、一本だけど、これは何線なのか、JRなのか、阪急なのか、う〜ん、どっちでもないみたいだ、・・・、あ、ひょっとして、この地下鉄か?とたどり着くまでうろうろしてしまった。一番小さくて軽いやつという基準でガイドブックを選んだのが間違いだった。しかも、これは女性を主なターゲットにしているのか、買い物と食べ物ばかり出ているw確かに、旅行に対する関心って、女性の方が全然高そうだもんな。で、地下鉄の表示板頼りに地下鉄に向かったんですが、これが道がくねくねしてわかりにくくて、長かった。まあ、たいした距離じゃないんだけど、大阪の地下鉄って、JRや私鉄の駅との接続あんまり考えられていないのかな?慣れていないだけなんだろうか?歴史的経緯とかあるのかな。
 と言いつつも、何とか心斎橋にたどり着く。なんか、車椅子の人を大阪ではよく見かけるような気がする。バリアフリーはそれほど徹底していないような気もするんだけど、お年寄りが多いのか、お年寄りが元気なのか。結構、都心部は外人も多いね。観光客なのか、でなければ何している人なんだろう?東京よりも大阪の方が、外人には住み心地いいかもしれない。外人と言っているのは、見た目に一目でわかる白人と黒人のこと言っているんで、アジア系を含めるともっと多いんだろうな。でも、アジア系は大阪だと見分けがつかないような気がする。東京だと何となく見分けがつくんだけど。

 心斎橋で地下鉄から地上に出たら、方向がわからないし、なんかパレードかなんかで通行止めになっている。仕方ないので、携帯のGPSナビで地図確認して、地下に潜り、別の出口からでて、南に向かって歩き出す。で、アップルストアくらいまで南下。おお、昨日ライブで言っていたアップルストアか!ここでライブをしたこともあったのか。きっと、エアタグ着けられているんだろうな。まあ、中身はだいたい銀座と同じ。上の階がないとこが違うのかな?でも、だいたい同じ。新しいナノのビデオいじったり、iPhoneいじってみたり、ちょっとした。最近結構使っている人増えたので、iTouch位使ってみなければいけないのかな、と思ったけど、あのキーボードはちょっと使う気しないわ。パスワードが限界かな。Twitterもしんどいような気がする。慣れの問題なんだろうか。指の太い外人、よくあれ使ってるな。あれなら、携帯とか両手親指打ちできる方がずっといいのに。というのは、みんなほとんど文字入力しないんだろうな、検索するときの単語レベルしか。やっぱり、モバイルで決まったサイトを見るとか、ゲームアプリするくらいのものだと思うけどなあ。あれでメールはきついな、やっぱり、と改めて思った。


 で、あの辺で西に折れて、アメリカ村へ。でも、どう村なんだ?という感じ。三角公園で、たこ焼きを食べた。なんか、ぷにゅぷにゅ。屋台と言うこともあるけど、あんまり固まっていないのを焼きたてで食べるのってどうなんだろう。うまいんだけど。お土産物屋で「たこ焼き羊羹」、「お好み焼きせんべい」をお土産に買う。これは無理だろう、という筋を攻めてきます、大阪のお土産物屋。で、あたりぶらぶら。ヤンキーな若人多いなー。堀場の方のカフェで一休みしてコーヒー。普通に煙草吸えるのが嬉しい。灰皿多いしね、大阪は。そこは居心地すごくいいな。灰皿があれば、ちゃんとそこに捨ててくれるということでもあるのかな。近頃の東京は、灰皿を撤去して路上も禁煙というとこ多いからなあ。これなら吸えまい、と言わんばかり。それで吸えなくなるし吸わないのが東京で、そんなことをすると客も減るしゴミとして捨てられて帰って始末が大変というのが大阪なんだろうか。よくわからないけど、差別される側に立ってみると、そういう街の温度の違いって、ほんとに良くわかるなあ。



 で、どうするかなあ、道頓堀は前行ったしなあ、と思いつつも、道頓堀へふらふらと。なんか人が集まっていて、みんな携帯で写真撮っているので、見てみると、鼠先輩が!水都大阪2009とかなんとかいうイベントで来て、六本木先輩を白いスーツで歌っていた。道頓堀でも、ギロッポン、とちゃんと歌ってましたw。御当地にあわせて「道頓堀先輩」とかやらないキャラなんだな。なんか、お下劣なトークかましてた。「はい、ありがとうございました、では次は道頓堀ガールズとかなんとかです。御一緒お願いします。」「見てりゃいいの?」「はい、御一緒にお願いします。」「おっぱいもんじゃうよ。」「そこの警察から飛んできますよ。」「前科二犯だから怖いもんないよ。」みたいな感じw。これはひどいw。


 で、小腹が空いたので、屋台で串カツ二本(とんかつとタマネギ)とビール。安いけど、小さいんだな。でも、何本も食べるとまずいか、と思ってこれだけにした。その前のたこ焼き屋の屋台の行列がすごかった。確か、ここ有名なとこなんだよな。ぶらぶらして、かに道楽の「かに雑炊パック」と吉本ショップの変なお菓子をお土産に。


 次はどうしようかなあ、と思ったけれど、取り立て行きたいところも思いつかないし、時間も中途半端になってきたので、なんばへ南下し、日本橋へ向けて東へ歩く。黒門市場を覗く。閉まっている店も多いけど、開いている店は元気。そこから北上して、地下鉄で一度ホテルへ戻る。

 今日も再び、大阪城ホールへ。景気づけに日本酒とお好み焼き。やっぱり、屋台の粉ものはぷにゅぷにゅだ。まあ、一度は食べないと。


 腹ごしらえも出来たので、10分くらい前に入場。今日はスタンド。上から見ると、ステージで起こっていることがやっと全部掌握できた。Edgeのレーザーかっこいいわ。うんぬんかんぬん。
 昨日は終了後の反省会で3時間半もやったので、反省するなり、だったそうで、あーちゃん凹み気味で控えめで、かしゆかビデオもなし。で、3時間だったw。セットリストは変わっていないのに、なぜ、それだけで30分も短くなるのかw?!3,4年前のサンボマスターのライブがふと頭に浮かんだけど、言いたいことがあって、しゃべり出すとどんどんしゃべりは長くなっていく。まあ、帰れなくなった人もいたみたいだし、ホールの都合もあるだろうし、後片付けするスタッフも大変だけどね。でも、席の善し悪しだけじゃなくて、昨日のライブの方が神だったのは事実。疲れたのも事実。それがライブの面白さ。
 こういうことって、多分、普通のアイドルだとあり得ないんだろうな。分かんないけど。

 で、そば定食、そば焼酎、里芋の磯辺揚げ。大阪ならうどんだろう、とは思ったけど。明日はうどん食って帰ろうっと。後は、また、明日書き直そう。